Microsoft AzureAI Fundamentals④

Microsoft AzureAI Fundamentals(AI-901)対策講座

おすすめの資格本はこちら!

MCP教科書 Microsoft Azure AI Fundamentals(試験番号:AI-900) (EXAMPRESS) | 沖 要知, 西野 和昭, 横山 依子 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで沖 要知, 西野 和昭, 横山 依子のMCP教科書 Microsoft Azure AI Fundamentals(試験番号:AI-900) (EXAMPRESS)。アマゾンならポイント還元本が多数。沖 要知, 西野 和昭, …

自然言語処理(NLP)

自然言語処理のワークロード

自然言語処理とは・・・AIが人間の言葉(文章や会話)を理解・分析・処理する技術
自然言語処理ワークロード = その技術を使って行うAIの処理

機能何をする?具体例AI-901キーワード
キーフレーズ抽出(Key Phrase Extraction)文章の中から重要な単語・話題を抜き出す「Azure AI資格を取得しました」→「Azure AI」「資格」「重要な単語」「要点抽出」
エンティティ認識(Named Entity Recognition:NER)人名・会社名・場所・日付などを識別する「Microsoftは米国の企業です」→ Microsoft(組織)、米国(場所)「人物」「組織」「場所を抽出」
感情分析(Sentiment Analysis)文章が肯定的・否定的・中立か判断する「この商品は最高」→肯定的「感情」「レビュー分析」
テキスト分類(Text Classification)文章をカテゴリに分類するメールを「迷惑メール」「問い合わせ」「注文」に分類「カテゴリ分類」「分類モデル」
言語検出(Language Detection)何語で書かれているか判断する日本語、英語、中国語を判定「言語を識別」
翻訳(Translation)文章を別の言語へ変換する日本語→英語「多言語」「翻訳」
音声認識(Speech Recognition)音声を文字に変換する会議音声→議事録「音声をテキスト化」
合成音声(Speech Synthesis)文字を自然な音声に変換するAIが文章を読み上げる「テキスト読み上げ」
話者認識(Speaker Recognition)誰が話しているかを識別する「この声は登録済みのAさん」「話者識別」「声の認識」

キーフレーズ抽出

「Microsoftは2026年にAzure AI資格を発表しました」
重要な話題を抜き出す

「Azure AI資格」「Microsoft」

エンティティ認識

「Microsoftは2026年にAzure AI資格を発表しました」
種類を判断する

Microsoft → 「組織 」/ 2026年 → 「日付」

感情分析

良い・悪いを判断。文章が肯定的・否定的・中立・混合的か判断する

テキスト分類

文章を分類。テキストデータを特定のカテゴリに分類する。

言語検出と翻訳

「Hello」
言語検出→英語
翻訳→こんにちは

音声認識と合成音声

音声認識 声→文字
合成音声 文字→声

話者の認識

誰の声か判断

Azure AIサービス(NLP)

一般的な自然言語処理のシナリオや要件に対して、下記のいずれかを選択させる問題が出題される

Azure AI Language

コアな自然言語処理のためのAPIサービスの提供。自然言語を分析し、情報を抽出する。

Text Analytics APIを使用することで

  • キーフレーズ抽出
  • テキスト分類
  • 感情分析
  • エンティティ認識
  • 言語検出

を実行できる。

オーケストレーションワークフローとは
「オーケストレーション」は指揮者という意味で、オーケストラの指揮者が演奏をまとめるように、複数のAIサービスをまとめて動かします。

旅行アプリでは

写真を送る
     ↓
Vision(画像分析)
     ↓
Language(説明文を作成)
     ↓
Translator(翻訳)
     ↓
利用者へ表示

1つのAIだけではなく、複数のAIサービスを連携させています。

Azure AI Translator

クラウドベースのニューラル機械翻訳サービス。
※ニューラルとは・・・人間の脳の神経の仕組みを真似したAI。ニューラルネットワークを使った高精度な翻訳。

リアルタイムでテキストを翻訳するためのAPIを提供。
※APIとは・・・他のサービスをプログラムから利用するための窓口

Loading …
Language Studio provides you with an easy-to-use experience to build and create custom ML models for text processing usi…

「リソースを作成するリージョンを指定します」とは
リソース・・・Azureで作成・利用するサービス
リージョン・・・Azureのデータセンターがある地域(サービスを動かす場所)

例えば、Translatorを作成するとき、

リソース名:MyTranslator
リージョン:Japan East

と設定すると、

MyTranslatorというリソースを「Japan East」のAzureデータセンターに作成する

という意味になります。

「キーとエンドポイント」を選択すると、APIキー・リージョン情報・翻訳のためのエンドポイントURLの情報を取得できる。

curlコマンド(カールコマンド)とは
コマンドライン(文字入力)からWebサーバーやAPIにリクエストを送るためのコマンド

通常、アプリからAPIを呼び出します。

アプリ
 ↓
REST API
 ↓
Azure AIサービス
 ↓
結果

しかし、curlを使うと、アプリを作らなくても直接APIを試せます。

curlコマンド

REST API

Azure AIサービス

結果

REST APIが何かを例えると・・・

レストランコンピューター
あなたアプリ
店員さんREST API
厨房Azure AIサービス
料理AIの結果


Azure AI Speech(音声認識と合成音声)

音声をテキストに変換したり、テキストを音声で読み上げたりする。

Speech Studioとは
そのサービスをブラウザで試す場所

Azure AI Speech(音声翻訳と話者の認識)

センチメントとは(感情分析)
文章や発言に含まれる「感情・気持ち」のこと

文章:

「この商品はとても素晴らしいです!」

AIが分析すると、

センチメント:肯定的(Positive)

になります。

会話型AIソリューションとは

ボット、チャットボットのこと。 bot、chatbot。

ナレッジベースとは
知識や情報を集めて整理したデータの集まり。質問応答(Question Answering) で出てきます。

CLU

会話言語理解(CLU)とは
人間の文章(会話)から「ユーザーの意図(何をしたいのか)」や「重要な情報」を理解するAI技術

会話を理解するAI(モデル)を作る前に、AIに理解させる『目的(意図)』と『重要情報(エンティティ)』を設計図(スキーマ)に登録する必要がある

None意図
どの意図(Intent)にも当てはまらない発言を分類するための「その他」用の意図

例で説明します

あなたが銀行チャットボットを作るとします。

設定した意図:

意図(Intent)ユーザー発言例
残高確認「残高を教えて」
送金「お金を振り込みたい」
カード停止「カードをなくした」

しかし、ユーザーが突然、

「今日はいい天気ですね」

と言った場合。

これは、

  • 残高確認 ❌
  • 送金 ❌
  • カード停止 ❌

どれにも該当しません。

そこで、

意図:
None

として分類します。

カスタム質問応答

質問と回答のペアを登録しておくことで、対応する回答を出力することができる。

カスタム質問応答の構成手順(👀試験に出る!)

① Azure AI Languageリソースを作成

まず、質問応答機能を利用するためのAzure AI Languageリソースを作ります。

② ナレッジベースを作成

AIに答えさせたい情報を登録します。ナレッジベースとは、AIが質問に答えるために利用する「知識の集まり」。

例:

  • FAQ
  • マニュアル
  • Webページ
  • ドキュメント

など。

③ 質問と回答のペアを登録

例:

質問回答
営業時間は?平日9時〜17時です
返品できますか?30日以内なら可能です

のようなQ&Aを作成します。

④ ナレッジベースをテスト

質問を入力して、「正しい回答が返るか」確認します。ナレッジベースとは、AIが質問に答えるために利用する「知識の集まり」。

⑤ デプロイ

完成したナレッジベースを公開します。

⑥ アプリから利用

REST APIなどを使って、Webサイトやチャットボットから利用します。

REST API(レスト・エーピーアイ)とはインターネットを通じて、別のサービスに「処理をお願いするための決まった方法」

リソース作成→ナレッジベース作成→質問と回答のペアを登録→ナレッジベースのテスト→デプロイ→アプリから利用

Azure AI Searchとは
大量のデータ(文章・文書・Webページなど)から、必要な情報を高速に探し出すためのAzureの検索サービス

Azure AI Searchには、いくつかのSKU(プラン)があります。

例:

SKUイメージ
Free無料のお試し版
Basic(固定料金)小規模向け
Standard(固定料金)一般的な利用向け
Storage Optimized(固定料金)大量データ向け

Azure Bot Service

Azure AI Languageで作った「質問に答えるAI」や「会話を理解するAI」をAPIとして公開すると、Webアプリなどから利用できる。Azure Bot Serviceは、そのAIを使ったチャットボットを作成・公開するためのサービスである。

          利用者
             ↓
      Azure Bot Service
      (会話の窓口)
             ↓

┌─────────────────┐
│ Azure AI Language │
└─────────────────┘
↓ ↓
カスタム質問応答 CLU
(知識から回答) (意図を理解)
↓ ↓
APIとして公開

Azure App Service

作成したAI機能を利用するWebアプリやAPIを公開する場所

エンドポイントとは
サービスやAPIにアクセスするための「住所(URL)」。
REST APIを利用するときの接続先として出てきます。

REST APIとは
アプリからインターネットを通じて、別のサービス(Azure AIなど)に処理をお願いするための通信ルール

マネージドID(Managed Identity)とは、

Azureのリソース(アプリや仮想マシンなど)に自動で作成される「身分証(ID)」を使って、Azureサービスへ安全にアクセスする仕組み

まとめ

Q.投稿された記事から重要なフレーズを抽出するのは?A.自然言語処理
Q.否定的な感情になっている場合の検出は?A.自然言語処理
Q.画像から手書きの文字を検出するのは?A.OCR機能
Q.テキストから組織名を検出するのは?A.Text Analytics
Q.テキストがどの国の言語で書かれているのかを検出するのは?A.Text Analytics
Q.翻訳するのは?A. AI Translator
Q.発話から意図を抽出するのは?
A.会話言語理解プロジェクトの作成が必要

① コンピュータービジョン(Computer Vision)

画像や映像をAIに理解させる技術

例:

問題文答え
画像に何が写っているか判定コンピュータービジョン
写真から犬や猫を分類画像分類
画像内の物体の位置を特定オブジェクト検出
画像から文字を読み取るOCR
顔を検出する顔検出

例:

📷 商品画像

AI:

「これは靴です」
「これはバッグです」


② 自然言語処理(NLP)

人間の文章や言葉をAIに理解させる技術

です。

例:

問題文答え
文章の感情を分析自然言語処理
文章から重要な単語を抽出自然言語処理
文章を翻訳自然言語処理
言語を判定自然言語処理

つまり、

「記事から重要なフレーズを抽出する」

大分類では

自然言語処理

さらに具体的な機能は、

キーフレーズ抽出

です。


③ キーフレーズ抽出(Key Phrase Extraction)

文章の中から重要な単語・フレーズを抜き出す機能

例:

文章:

「MicrosoftはクラウドサービスAzureを提供し、AI技術の開発を支援しています」

AI:

抽出:

  • Microsoft
  • クラウドサービス
  • Azure
  • AI技術

問題文:

「大量の記事から重要な語句を抽出したい」

✅ キーフレーズ抽出


④ エンティティ認識(Entity Recognition)

文章の中から人物・場所・会社名・日付などの情報を見つける機能

例:

文章:

「田中さんは8月10日に東京へ出張します」

AI:

種類結果
人物田中さん
日付8月10日
場所東京

問題文:

「文章から人名、場所、日付を抽出」

✅ エンティティ認識


⑤ 言語検出(Language Detection)

何語で書かれているか判定する機能

例:

入力:

「Hello, how are you?」

AI:

「英語」


問題文:

「入力された文章の言語を識別」

✅ 言語検出


⑥ 会話言語理解(CLU)

ユーザーが何をしたいのか(意図)を理解する機能

例:

ユーザー:

「明日の大阪行きのチケットを予約したい」

AI:

意図:

「予約」

エンティティ:

  • 日付:明日
  • 場所:大阪

問題文:

「ユーザーの意図を理解する」

✅ CLU


⑦ カスタム質問応答(Custom Question Answering)

用意したFAQや資料から回答する機能

例:

会社のFAQ:

Q:
「営業時間は?」

AI:

A:
「平日9時〜17時です」


問題文:

「会社独自のFAQに基づいて回答」

✅ カスタム質問応答


まとめ表

やりたいこと機能
画像を理解コンピュータービジョン
文章を理解する全般自然言語処理
重要な単語を抜き出すキーフレーズ抽出
人名・場所・日付を抜き出すエンティティ認識
文章の言語を判定言語検出
ユーザーの目的を理解CLU
FAQから答えを返すカスタム質問応答

覚え方は、

  • 画像 → コンピュータービジョン
  • 文章の分析 → NLP
  • 重要語 → キーフレーズ
  • 名前・場所・日時 → エンティティ
  • 何語? → 言語検出
  • 何がしたい? → CLU(Azure AI Languageの機能:その人が何をしたいのか(意図)」を理解するAI機能)
  • 答えを探す → カスタム質問応答